2018年7月 鳳凰三山縦走 - 3日目
14日は3:10起床。北沢峠9:45発のバスを逃すと次は午後まで待つことになる。 コースタイムが5:30なので、4時に出発することとした。 ストーブが壊れたため、カロリーメイトや魚肉ソーセージや行動食で朝食を取り、 4時過ぎに早川尾根小屋を出発した。
途中1時間ごとに見晴のよいピークがあり、10分ずつ休憩する。 休憩のたびに夜叉神峠から同じルートを縦走している60代位の男性に追いつかれた。 コースタイム弱でアサヨ峰に着く。この山行は最後まで天気に恵まれ、 この日も遠く北アルプスまでが雲海の上に見えた。

夜明けの北岳

アサヨ峰から見た北岳

アサヨ峰から見た仙丈ケ岳

来た道を振り返る

来月行く槍と穂高
鳳凰小屋を3時に出発したというトレランの2人に追いつかれた。 甲斐駒まで往復するつもりだが、時間切れなので青木鉱泉まで引き返すという。 60代男性が甲斐駒から黒戸尾根を降り、 車のある青木鉱泉までタクシーで行ってはどうかと勧めると、その気になっていた。 先に進むよりは早川尾根を戻る方が精神的にしんどいだろう。 水の心配をしていたので、七条小屋に水があると伝えた他、 60代男性と私とで、余分に持っていた水を分け、彼らのボトルを満タンにした。
その後すぐに2人は出発していったが、トレランの人たちは怪我が怖くないのだろうか、 周囲に深刻な怪我をした人はいないのだろうかと疑問に思う。 冬山や岩登りをしていたものとしては、人のことは言えないか。 トレランがもっとメジャーになって裾野が広がると色々なレベルの人が増えていき、 登山者との問題も増え、議論されることになるのだろうか。

栗沢山から見た甲斐駒ケ岳
結局、アサヨ峰と次の栗沢山で、合わせて45分休憩してしまったため、 北沢峠まではかなり急ぐことになってしまう。 薬師小屋の人にバスの時間を気にして怪我をしないようにと言われたことを思い出すが、 たまに軽く足首をひねって痛い思いをする。 なぜか決まって右足であり、歩き方の癖のようだ。 右足を少し内股気味に歩くと良いようなので矯正するように心がけよう。

長衛小屋
長衛小屋から北沢峠まではかなりの早歩きになる。 峠が見えたらバスは到着していて、乗客も皆乗っていた。 ゆっくりでいいよ待ってるから、とバス会社の人が言ってくれ少し安心。 あわてて財布を探して切符を買い、バスに乗り込むと発車時刻直前だった。 もっとも私の後に1人来たので、もう少し余裕があったが。
広河原でバスを乗り換えて甲府に行き、観光案内所で銭湯を聞く。 駅から徒歩20分とのこと。行きはともかく風呂上がりに炎天下歩くことに。 3日分の汗と20分分の汗では比較にならないので選択の余地はない。 駅ビルまで戻り、中華料理屋で生ビール大を2杯飲み、帰路に就いた。
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